研究課題/領域番号 |
18K09942
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
赤井 研樹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (20583214)
|
研究分担者 |
木島 庸貴 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10727233)
並河 徹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 特任教授 (50180534)
青木 恵子 九州大学, エネルギー研究教育機構, 准教授 (10546732)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 高血圧 / 減塩 / サーベイ |
研究成果の概要 |
減塩が健康に良いというポジティブ情報がネガティブ情報よりも減塩価値を高めることが分かった。特に若い人ほどその効果が高いこともわかった。高血圧と健康に関する情報の公開は非高血圧群の意識を大幅に向上させることが示された。また、出雲感覚・行動経済実験室を立ち上げて食行動研究を行い、減塩メニューを開発し教職員に試食して評価を受けた。塩に対するイメージは日本の食事ではネガティブではなく、むしろ付加価値とされているが、意識の高い人ほど塩をネガティブに捉えていることが分かった。ただし、統計的にはポジティブ情報とネガティブ情報の影響には差が見られなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
減塩価値は強制的な介入や制御ではなく、塩分摂取と高血圧およびそれによる疾病に関する簡単な情報公開で上げることができ、その水準は高血圧患者と同レベルになることがわかった。これは医師が薬や治療で強制的に介入するよりも丁寧な説明を行うことで、患者の費用負担をなくして、高血圧予防につながることが期待され、高血圧予防のための社会的費用の減少につながることが期待される。
|