研究課題/領域番号 |
18K09947
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
辻野 彰 長崎大学, 病院(医学系), 教授 (70423639)
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研究分担者 |
松本 武浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (20372237)
前田 隆浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 遠隔医療 / パーキンソン病 / スマートグラス / 離島医療 / 専門医療支援 |
研究成果の概要 |
カメラ付きスマートグラスを離島病院の非専門医に装着させて、大学病院の専門医によるD to D to Pの遠隔専門医療支援、いわゆるバーチャル神経専門外来を開設、その質的な有用性を検討した。登録患者数(9症例)が少なく、半年間の外来診療ではその優位性を統計学的に証明することはできなかったが、非専門医に対して学習効果があり、患者にとって非常に満足度の高いものであった。さらに、離島病院の脳神経内科を受診した患者14例(初診5例、再診9例)の神経所見や診断について、バーチャル神経専門外来を利用した非専門医とそれとは関係のない別の専門医を比較した。その結果、それぞれの神経所見や診断はほぼ一致していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
離島病院におけるスマートグラスを利用した遠隔専門医療支援は、特に脳神経内科領域では有用で、臨床経験豊富な専門医の視診を熟練した匠の技として遠隔地に提供することができる。したがって、離島住民は安心して療養することができる。また、離島医師は、現地にいながら専門医療を学ぶことができるので、実績を積み重ねることによって地域の総合診療医として離島医療に貢献することが期待される。
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