研究課題/領域番号 |
18K09951
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
|
研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
寺下 貴美 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (30506241)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 視線解析 / 医用画像読影 / 医用画像読影評価システム / 仮想X線撮影システム / 視線分析 / 骨格X線撮影 / 上部消化管検査 / 深層学習 / ROC解析 / 視線追跡システム / 読影プロセス / 視線追跡 / ディープラーニング / 人工知能 |
研究成果の概要 |
本研究は,医用画像読影中の視線データをもとに熟練者と初学者の違いを明らかにし,新たなトレーニング方法の開発を目指すものであった.研究期間中に新型コロナウィルス感染症が流行し,当初計画していた研究を進めることが困難であったが,本研究では「視線解析を組み込んだ医用画像読影評価システムの開発と評価」および「仮想X線撮影システムの開発」が達成できた.読影評価システムでは,視線計測を用いることでアウトカムによる評価から,プロセスによる評価を可能とした.また仮想X線撮影システムではX線を用いずにX線撮影検査をシミュレーションできるため,評価ツールとしてのみならず,トレーニングツールとしても利用価値がある.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療行為に関する手技はどれも高度で専門的である.熟練するには経験が必要とされてきたが,これまで「できた」や「できなかった」のアウトカムに基づく教育だったため,不適切な指導により,多くの時間を要していたのではないかと思われる.これをプロセスに基づくことで,効果的で効率的な教育になると予想される.本研究では,高度な医療手技として医用画像読影に焦点を絞り,視線計測による読影中の行動から,熟練者と初学者の違いを明らかにし,新たな訓練法の開発を目指した.新型コロナウィルス感染症のため当初計画通りには進まなかったが,読影能力を評価するための2つのシステムを開発し,今後継続した調査を行うことを可能とした.
|