研究課題/領域番号 |
18K09970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
北出 順子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (80509282)
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研究分担者 |
長谷川 美香 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (90266669)
米澤 洋美 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (10415474)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 国保保健婦 / 健康づくり / 地域住民との協働 / 保健師 / 保健師教育 / 戦前戦中期 / 近代 / 近現代史 / 住民協働 / 歴史社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は戦後日本における健康づくり活動において、地域住民と保健師との協働関係が1964年以前から存在していたことを示す目的で開始した。戦後健康づくり活動と対比させるために、戦中期の具体的な保健婦活動を保健婦の発言や記述から確認したところ、戦中期から既に地域住民や関係機関との課題共有や解決のための協働を行なっていた。具体的には、個人に対する保健指導に加え、住民組織を活用した保健指導や、新しい組織を作り、住民自身からの啓発活動で慣習を変える活動である。これらは現在のポピュレーションアプローチと似た構造を有していた。戦前期から地域住民と保健婦との協働関係が存在していたことが示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで明らかになっていなかった戦中期の具体的な保健婦活動が、保健婦たちの発言や記述から明らかになった。特に戦中期から既に地域住民や関係機関との課題共有や解決のための協働が行われていたことが確認できた。これらは現在のポピュレーションアプローチと似た構造を有しており、日本においては戦前期から地域住民と保健婦との協働関係が存在していたことが示唆された。
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