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グローバルとローカルを統合する新規薬剤耐性(AMR)サーベイランスシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K09972
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

千酌 浩樹  鳥取大学, 医学部, 教授 (90283994)

研究分担者 高田 美也子  鳥取大学, 医学部, 助教 (50523643)
三宅 直美  鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 特命助教 (90747205)
中本 成紀  鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (70379642)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードサーベイランス / 薬剤耐性 / AMR / 薬剤耐性菌 / サーベイランスシステム / グローバル / ローカル
研究成果の概要

薬剤耐性菌対策の基盤となるのは、サーベイランスシステムである。本研究では、従来のサーベイランスではカバーしきれない、地域の近隣病院間での比較とともに、国内外比較にも使用できる新たなサーベイランスシステムを開発した。本システムは、サーベイランスの基本要素である対象抗菌薬、対象菌、参加病院のいずれにおいても、自由なグループ化と、グループ間比較が可能で、抗菌薬感受性、抗菌薬使用量、GISレイヤー展開の3つのモジュールからなる。また英語版での動作も可能である。本システムは、ローカルのみならず、グローバルにも使用することができ、地域と、日本、世界の耐性菌対策の有用なツールになりうると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発したサーベイランスシステムは、サーベイランスの各次元(参加病院、対象菌、対象抗菌薬)のいずれにおいても、自由なグループ化とグループ間比較が可能な新しい発想に基づくものである。この特徴により、本システムは従来の大規模サーベイランスシステムがカバーしていない、地域や、より詳細な比較を行うことができる。さらに、薬剤耐性菌情報と、抗菌薬使用量情報を連携して図示したり、地図上に統計情報を描画する機能ももっている。本システムは、ローカルにも使用できるのみならず、対象を国外病院とすればグローバルにも使用することができ、地域と、日本、さらには世界の耐性菌対策の有用なツールになりうると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Clinical characteristics and treatment outcomes of carbapenem-resistant Enterobacterales infections in Japan2022

    • 著者名/発表者名
      Oka K, Chikumi H, et al.
    • 雑誌名

      J Glob Antimicrob Resist

      巻: 13 ページ: 247-252

    • DOI

      10.1016/j.jgar.2022.04.004

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Evaluation of infections in orthopedic patients using next-generation sequencing2021

    • 著者名/発表者名
      Ogawa S, Chikumi H, et al.
    • 雑誌名

      J Infect Chemother

      巻: 27 号: 11 ページ: 1626-1633

    • DOI

      10.1016/j.jiac.2021.07.019

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 抗菌薬適正使用の考え方2020

    • 著者名/発表者名
      千酌浩樹
    • 雑誌名

      日本内科学会雑誌

      巻: 110 ページ: 526-533

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 緑膿菌耐性率に関連するカルバペネム系抗菌薬の使用評価指標の単施設後方視的調査研究2020

    • 著者名/発表者名
      三好由希子、高根浩、森下奨太、岡田健作、北浦剛、千酌浩樹
    • 雑誌名

      日本環境感染学会誌

      巻: 35 ページ: 233-240

    • NAID

      130008043241

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 抗菌薬適正使用を推進する新しい地域抗菌薬使用量サーベイランスシステム(IHOCS ver2.0)の構築 鳥取県での経験2020

    • 著者名/発表者名
      高根浩、千酌浩樹 他
    • 学会等名
      第35回 日本環境感染学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 地域サーベイランスシステム(IHOCS)による鳥取県における薬剤耐性菌分離状況の分析 3年間の稼働報告2020

    • 著者名/発表者名
      森下奨太、千酌浩樹 他
    • 学会等名
      第35回 日本環境感染学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] アウトブレイク事例から学ぶ~対策の見直し 薬剤耐性菌2020

    • 著者名/発表者名
      千酌浩樹
    • 学会等名
      第35回 日本環境感染学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 抗菌薬適正使用を推進する新しい地域抗菌薬使用量サーベイランスシステム(IHOCS ver2.0)の構築-鳥取県での経験-2020

    • 著者名/発表者名
      高根 浩、千酌浩樹
    • 学会等名
      第35回日本環境感染学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 地域サーベイランスシステム(IHOCS)による鳥取県における薬剤耐性菌分離状況の分析~3年間の稼働報告~2020

    • 著者名/発表者名
      森下奨太、千酌浩樹
    • 学会等名
      第35回日本環境感染学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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