研究課題/領域番号 |
18K09976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 大輔 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助手 (90401851)
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研究分担者 |
高橋 俊文 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20302292)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 不妊症 / 生殖補助医療 / 臨床決断 / 判断樹 / ビッグデータ / 共同意思決定 / 体外受精 / 顕微授精 |
研究成果の概要 |
女性の年齢の増加による不妊症・不育症が増加している。女性の加齢による妊孕性の低下は明らかであり、適切な不妊症治療法を選択することは重要である。しかし、不妊症治療法の選択には常に不確実性が伴い、医師の経験に基づく臨床決断が行われている。 臨床決断を行うためのツールとして判断樹法がある。判断樹法に用いる期待効用は、治療方法により異なるが、リアルワールドにおける実際のデータが必要となる。我々は、人工授精の各年齢における累積妊娠率、生産率を検討した。MARのデータは日本産婦人科学会のMAR登録を用いて検討した。今回の研究の結果、不妊治療における判断樹作成の基礎的なデータを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、不妊症は増加している。不妊症の治療方針の決定には科学的根拠が必要である。しかしながら、実臨床では医師の経験により治療方法が選択されている。我々は、科学的な不妊症治療の選択に関する基礎的データを得ることを目的とした。患者個人にあった治療方法を医療者と患者が共同で選択することは、不妊治療に不確実性が存在することから重要な視点である。今回の研究で得られたデータを用い治療効果を判断する判断樹の作成が可能となり、医師は個々の不妊治療の期待値を患者へ提示することができるようになる。今回の研究成果は、不妊治療において、医療者と患者の共同意思決定の支援となり得る可能性がある。
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