研究課題/領域番号 |
18K09978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 愛媛県立医療技術大学 |
研究代表者 |
脇坂 浩之 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (30304611)
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研究分担者 |
山田 啓之 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (00403808)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | アルコールパッチテスト / ALDH2 / 分光測色計 / ADH1B / 測色計 |
研究成果の概要 |
221名にアルコールに関する遺伝子解析とアルコールパッチテスト時の測色計による皮膚色変化の測定を行った結果、アルコールにリスクのある遺伝型(ALDH2変異型)の者は、そうでない者と比較して、測定値が測定直後より15分後まで有意に高く(赤く)なっており、測色計によってALDH2変異型の検出が可能であることが示唆された。一方で、肉眼判定は、評価者によってALDH2変異型検出の感度・特異度に大きな差があることが明らかとなった。 今後の課題は、ALDH2およびADH1B遺伝子多型の組み合わせを測色計で判定可能かどうかを検討するとともに肉眼判定の評価者間格差の是正に測色計が有用か否かを検討することである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、測色計を用いることでアルコール暴露による皮膚の赤色変化の検出が可能であり、皮膚色を数値化できることを明らかにした。その結果、アルコールパッチテストの皮膚発赤の評価に測色計を用いることができ、数値による客観的な基準でALDH2変異型の検出が可能であることが示唆された。アルコールパッチテストに測色計を用いることで、誰でも簡単に低コストでアルコールに関するリスクのある者を判定することが可能であることが示唆された。
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