研究課題/領域番号 |
18K09992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 熊本大学 (2019-2021) 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2018) |
研究代表者 |
川崎 唯史 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (90814731)
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研究分担者 |
松井 健志 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究支援センター, 部長 (60431764)
大北 全俊 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (70437325)
佐藤 靜 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 准教授 (80758574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脆弱性 / 弱い立場にある研究対象者 / 被験者保護 / 研究倫理 / 弱者 / 医学研究 / ヴァルネラビリティ |
研究成果の概要 |
医学系研究の倫理における重要概念である「脆弱性(vulnerability)」について、理論的・歴史的な背景も含めて包括的に研究し、「弱い立場にある研究対象者(vulnerable subject)」を対象とする医学系研究に求められる倫理的配慮について検討した。 脆弱性に関する理論と歴史について整理した上で、研究対象者を最も適切に保護することにつながる脆弱性の概念化と用法について検討し、報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内の医学系研究に関する倫理指針に導入されたものの、十分に学術的検討が与えられていなかった脆弱性及び弱い立場にある研究対象者について、哲学的な理論的考察から各種の医学系研究に求められる具体的な倫理的配慮の内容まで包括的に検討し、国内の倫理指針を補完するガイダンス的な文書について方向性を示した。これらの成果は、今後の医学系研究において対象となる弱い立場にある者の保護を行う上で基盤的及び指導的な役割を担うものである。
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