研究課題/領域番号 |
18K10002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小比賀 美香子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (00610924)
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研究分担者 |
片岡 仁美 岡山大学, 大学病院, 教授 (20420490)
三好 智子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (40444674)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 物語能力 / 医学教育 |
研究成果の概要 |
「物語能力(narrative competence)」は、「病の物語を認識し、吸収し、解釈し、物語に動かされて行動するための能力」と定義され、「ナラティブ・メディスン(Narrative Medicine: NM)」は物語能力を通じて実践される医療である。本研究で、「精密読解」「パラレルチャート」などを用いて、「物語能力」教育を実施したところ、「疾患 Disease」中心の卒前教育において、「病い Illness」の視点を学ぶ機会を提供することができ、自己省察、ふり返りにもつながり、臨床実習全体を通じての取り組みの効果も期待された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学教育において、医学生は、高学年になるにつれてヒューマニティや患者への共感性が低 下し、医療の科学的側面ばかりに関心が向く傾向があるといわれ、近年、態度教育やプロフェッショナリズム教育の重要性が論じられるようになった。本研究で、「物語能力」教育を実施したところ、「疾患 Disease」中心の卒前教育において、「病い Illness」の視点を学ぶ機会を提供することができ、自己省察、ふり返りにもつながり、臨床実習全体を通じての取り組みの効果も期待された。さらなる発展により、より人間味ある医療の実践に繋がる可能性がある。
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