研究課題/領域番号 |
18K10004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
赤池 雅史 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (90271080)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 診療参加型臨床実習 / クリニカルクラークシップ / 診療現場評価 / クリニカル・クラークシップ |
研究成果の概要 |
COVID-19パンデミックにより、クリニカル・クラークシップでの受持患者数等の学生の診療実績は大幅に減少したが、基本的診療技能や指導体制に対する学生の主観的評価の低下は軽度に留まり、一方、総合的満足度は年々上昇して2023年には過去最高となった。自由記載では、対面実習中止や診療現場立ち入り制限の代替えとしてのレクチャーの充実による体系的な知識修得を肯定的に捉えている意見が多くみられた。学生は診療参加による技能・態度領域の修得よりも、その結果得られる体系的な知識修得を重視する傾向があり、診療現場指導・評価方法の新たな導入に際しては、そのような学生の志向性を十分理解して進めることが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではクリニカル・クラークシップにおける新しい診療現場指導・評価法の導入の教育効果を検証することを目的としたが、COVID-19パンデミックの影響により、学生の診療参加が大幅に制限されることが教育効果に与える影響を観察することができた。本研究によって、学生は診療参加による技能・態度領域の修得よりも、その結果得られる体系的な知識修得を重視する傾向があることが明らかとなった。このことは、コロナ禍収束をうけて診療現場指導・評価方法の新たな導入が加速されている現況において、重要な示唆を与えるものであり、学術的ならびに社会的意義が大きいと考えられる。
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