研究課題/領域番号 |
18K10008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
田川 まさみ 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (90261916)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | プロフェッショナルアイデンティティ / 評価尺度 / 医学教育 / プロフェッショナリズム / プロフェッショナル・アイデンティティ / 学習者評価 |
研究成果の概要 |
プロフェッショナル・アイデンティティの発達度評価尺度Developing scale DS、各ステージの資質尺度Stage- specific attribute scales SASsを開発し、医学生、研修医、地域医療機関及び大学病院医師を対象とした無記名自記式アンケートによるクロス・ セ クション分析を行った。 Professional Identity Formation(PIF)は研修終了後も長期に以上続く過程であり、医学生、研修医、指導医のDSスコアとSAS各スコアと臨床経験年数、ロールモデル、メンターとの経験に有意な関係があり、PIFにおける経験の重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医師の専門的職業人としての利他的価値観や内面化された行動規範、社会性、自律性で示されるプロフェッショナル・アイデンティティの獲得 PIFは、医学教育・研修の目指すべき目標として注目されている。本研究では量的な指標を用いて集団のPIFを評価することにより、医師としてのPIF過程は多様であり研修終了後も長期に継続していることが明らかになり、さらにPIFの高いステージに達成するために患者との関わりを含む臨床経験やロールモデル、メンターの役割が示唆された。社会が求めるプロフェッショナルな医師育成に、個人のPIFを支援する臨床研修及び専門医プログラムの必要性が明らかになった。
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