研究課題/領域番号 |
18K10025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
本田 晶子 京都大学, 地球環境学堂, 助教 (20454324)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ナノ粒子 / アレルギー / 表面修飾 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、表面特性の異なるナノ粒子によるアレルギー性疾患に対する作用とそのメカニズムを、生体・免疫応答の早期分子機構に焦点を当てて解明することである。ある種のナノ粒子の表面修飾は、アレルゲン存在下、あるいは、非存在下において、ナノ粒子の特性を変化させ、気道上皮細胞のIL-6を介した催炎症性反応、抗原提示細胞による卵白アルブミンのプロセシングや細胞表面分子の増加、並びに2型自然リンパ球の機能調節を行うことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、環境汚染物質の健康影響が様々存在する中で、先進国や都市部、若年層を中心に増加し、罹患患者が多いアレルギー疾患に共通するアレルギー反応を対象とし、環境汚染物質の中でも、ナノ粒子の表面特性の健康影響に注目した点、近年、その仕組みが明らかとなった生体・免疫応答の早期における分子機構に及ぼす影響を解明した点に学術的意義がある。アレルギー応答に寄与する表面特性を有したナノ粒子を見出し、ナノ粒子の新たな利用・規制・管理システムの構築の重要性を社会に提言できる点に社会的意義がある。
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