研究課題/領域番号 |
18K10050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
新野 大介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員教授 (20426563)
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研究分担者 |
岩永 正子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (00372772)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 成人T細胞白血病 / バイオマーカー / マイクロRNA / 成人T細胞白血病リンパ腫 / マイクロRNA / ATL / miRNA / HTLV-1 |
研究成果の概要 |
HTLV-1キャリアからATL進展時の経時的血清マーカー変動を明らかにするためにmiRNAを解析した。HTLV-1陰性健常者、HTLV-1キャリア、慢性型ATL、急性型ATL3例ずつの保存血清を用いてデータベースに登録されている約2600種のmiRNAを測定し網羅的に解析した。miR-92,miR-19は急性型 ATL発症および慢性型ATLの急性転化の、 Let-7 familyは慢性型ATL発症および急性転化の、miR-130は慢性型ATL発症のバイオマーカーなる可能性があることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、血清レベルで簡便にHTLV-1キャリアからATL発症を予測できる分子マーカー発現異常は報告されていない。本研究では、血清中miRNAレベルがATL発症スクリーニングのためのバイオマーカーとなりうるかどうかを明らかにするために血清中miRNAレベルを測定した。 少数例ではあるがmiR-92、miR-19は急性型 ATL発症および慢性型ATLの急性転化の、 Let-7 familyは慢性型ATL発症および急性転化の、miR-130は慢性型ATL発症のバイオマーカーなる可能性があることがわかった。今後多数例の検討を行うことで、ATL 発症予測スクリーニング検査への応用が可能となるだろう。
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