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メトホルミンを用いたがんの化学予防実現のための分子基盤の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K10056
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

飯泉 陽介  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20533178)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードケミカルバイオロジー / ナノ磁性ビーズ / 結合タンパク質 / β-catenin / 糖新生 / がん予防 / 作用機序 / メトホルミン / 大腸癌 / 化学予防 / 標的タンパク質
研究成果の概要

数々の臨床試験から、がんの予防効果が見出されていた糖尿病治療薬メトホルミンについて、ナノ磁性ビーズへの固定化法を確立した。メトホルミン固定化ビーズを用いて、メトホルミン結合タンパク質を精製し、10種の新規メトホルミン結合タンパク質をMALDI-TOF型質量分析計を用いて同定することに成功した。同定されたタンパク質Bに基づく解析から、メトホルミンがタンパク質Bに直接結合し作用することで、糖新生抑制タンパク質を増加させ、糖新生を抑制している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに様々な手法を用いて、メトホルミンによるがん予防効果、がん抑制効果の分子メカニズムが解析されてきたが、メトホルミンが直接作用する標的タンパク質の同定には至っていなかった。本研究ではナノ磁性ビーズへのメトホルミンの固定化法を開発することにより、メトホルミン結合タンパク質を10種同定することに成功した。これら10種の結合タンパク質の解析により、メトホルミンが有する様々な薬理作用の分子メカニズムを詳細に明らかにできる可能性がある。またタンパク質Bに基づく解析から、メトホルミンの抗糖尿病効果とそれに付随するがん予防効果に重要な糖新生阻害の新規メカニズムも示唆された。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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