研究課題/領域番号 |
18K10064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
佐藤 美理 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (10535602)
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研究分担者 |
山縣 然太朗 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10210337)
鈴木 孝太 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90402081)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 妊娠時飲酒 / 抑うつ / 思春期 / 抑鬱 / インターネット依存 / メンタルヘルス / 起立性調節障害 |
研究成果の概要 |
小児期のメンタルヘルスが重要視されている中で、海外では妊娠時の飲酒が児のメンタルヘルスに与える影響が示唆されてきている。海外での研究は、主に胎児性アルコール症候群やアルコール摂取量が多いケースである。日本では妊娠時の飲酒は多くはないが、低・中程度の飲酒量においてもエビデンスが少ないことから、国内での妊娠時の飲酒が思春期の抑うつ状態における影響の検討を行った。出生コホートのデータを用い、傾向スコアによる対象群の抽出を行い検討した結果、妊娠時の飲酒は、飲まなかった場合に比べて、1.9倍思春期での抑うつ症状の発現のリスクとなっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠時の飲酒は、出産するまでのみならず、出生後にも児に様々な影響があるというエビデンスが蓄積されている。例えば、米国小児学会では、たとえ少量でも妊娠時のアルコール摂取はやめるようにとガイドラインを出している。日本では、近年妊婦の飲酒率は減少傾向にあるが、母子保健活動において啓発活動をする際にも根拠のバリエーションは必要であり、本研究のような結果は役に立つと思われる。
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