研究課題/領域番号 |
18K10067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
井谷 修 日本大学, 医学部, 准教授 (70624162)
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研究分担者 |
兼板 佳孝 日本大学, 医学部, 教授 (40366571)
大塚 雄一郎 日本大学, 医学部, 助教 (40748399)
土器屋 美貴子 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (20749139)
地家 真紀 (池田真紀) 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (20535166)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 休養 / 休日 / 健康 / 労働者 / 疫学 / システマティックレビュー / 縦断研究 / プレゼンティーイズム / 睡眠 / 評価尺度 / 系統的レビュー / 縦断疫学研究 / コホート研究 / ストレス / ワークライフバランス / QOL / コホート / コーピング / 職務遂行能力 |
研究成果の概要 |
「休養」が心身の健康への影響について科学的根拠を提供することを目的とした。我々が新たに開発した「休養評価尺度」を用いて労働者の休養能力を適切に評価し、「休養」「睡眠」が職務遂行能力(プレゼンティーイズム)に及ぼす影響について、労働者を対象とした縦断的疫学研究と系統的レビューを実施した。疫学研究については、「睡眠」とプレゼンティーイズムの関係性について、横断的・縦断的いずれの解析でも有意な関係性を認めた。「休養の質」とプレゼンティーイズムについては横断解析では有意な関係性を認めたが縦断解析では有意な関係を認めなかった。系統的レビューに関しては、最終的に6編の休養と健康に関する先行研究を抽出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成28年度より労働者を対象とするストレスチェック制度が法制化され、高ストレス者に対して医師の面接指導が実施されている。ストレス軽減を目的とした生活指導において労働者の「休養」についてもエビデンスに基づいた具体的な指導が必要だが「休養」が心身の健康にどのような影響をおよぼすのかについては現在のところエビデンスが充分でなく指導内容の具体性も乏しい。今回の研究では、横断研究のみであるが、労働者における休養の質が業務遂行能力(プレゼンティーイズム)と有意に関係しているという、科学的根拠を得ることができた。また、休養と健康における先行研究の結果を集約することができた。
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