研究課題/領域番号 |
18K10069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
岩佐 一 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (60435716)
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研究分担者 |
吉田 祐子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (30321871)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 認知の予備力 / 認知機能低下抑制 / 余暇活動 / 生活機能 / 仕事の複雑性 / パーソナリティ / 高齢者 / 性格 / 地域高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究は、認知症予防活動推進の一環として、認知機能低下への耐性を示す「認知の予備力」測定尺度の開発に資する知見を提出することを目指し以下の検討を行った。(1)認知機能低下の4つの防御因子(余暇活動、生活機能、パーソナリティ、仕事の複雑性)とアウトカム変数との関連を検討したところ、生活機能と、パーソナリティのうち勤勉性がアウトカム変数(認知的失敗、精神的健康)と独立した関連を示した。(2)既存データを活用し、「認知の予備力」の測定尺度の開発に資する知見を6本の論文で公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では人口の高齢化に伴い認知症者が増加している。認知症は現状では治癒が困難であるため、認知機能の低下を抑制し、認知症の発症を予防することを目指した取り組み(認知症予防活動)の推進が高齢者保健における喫緊の課題である。このことから、日本の高齢者に適用可能な、認知機能低下への耐性を示す「認知の予備力」の測定尺度の開発が求められている。本研究成果は、「認知の予備力」を測定する標準的な尺度の開発に資する知見であり、将来的に認知機能を低下しやすい者の識別や、認知機能低下抑制のための支援策の構築に貢献することが期待される。
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