研究課題/領域番号 |
18K10076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝太 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90402081)
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研究分担者 |
平田 修司 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00228785)
山縣 然太朗 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10210337)
北野 尚美 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40316097)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 疫学 / コホート研究 / 母子保健 / ビッグデータ / DOHaD説 / 医療レセプトデータ / Real World Data / マルチレベル解析 / 行動変容ステージ / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
本研究では、山梨県内の3医療機関、特に、山梨大学病院を受診した妊婦の電子カルテから収集した妊婦健診データを用いて、妊娠中の喫煙や生殖補助医療技術などが、胎児推定体重、あるいは妊婦の体重増加の推移に与える影響を明らかにし、結果は欧文誌に掲載された。さらに、和歌山県御坊市における母子保健事業のデータを用いた妊娠前後の喫煙状況の変化についても欧文誌に掲載された。また、山梨県甲州市における母子保健縦断調査(甲州プロジェクト)のデータを用いて、出生体重が平均よりも少し小さく生まれた場合に、妊娠中の喫煙が出生後の発育与える影響が大きい可能性を示し、この結果についても欧文誌に掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、胎児期と出生後早期の環境が、成人に至るまでの健康状態や疾患発症と関連しているというDOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)説に関するさまざまな検討が行われている。本研究課題からの研究成果は、DOHaD説について疫学的視点からさまざまなエビデンスを示したものであり、そのメカニズムに関する基礎的検討や、さまざまな疾患についての臨床的検討の端緒となる可能性がある。今後は、医療レセプトなどのReal World Dataを用いた疫学的検討につなげることで、さらなる発展が期待される。
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