研究課題/領域番号 |
18K10080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 英治 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (70435957)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 自殺予防 / 精神保健 / 空間解析 / 社会疫学 / 自殺対策 / 空間疫学 / 地域格差 |
研究成果の概要 |
本研究では、第一に、各市町村における人口密度と自殺率の関連を明らかにした。使用したデータは、2009年から2017年までの市町村ごとの自殺死亡者数である。解析の結果、日本における自殺死亡率の地理的分布および地方-都市差は、性別および年齢によって大きく異なることが示された。第二に、各市町村における社会経済的要因と自殺率との関連を明らかにした。解析の結果、日本では自殺リスクと関連する地理的・社会経済的不平等が明らかに存在し、それは性別や年齢によって異なることが示された。特に、最も細分化された自治体に住む日本の若者も自殺のリスクが高い傾向があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、第一に、日本における自殺死亡率の地理的分布および地方-都市差は、性別および年齢によって大きく異なることを示したが、この結果は自殺予防のために資源を配分する際には地域の人口学的要因を考慮することが重要であることを指摘している。 第二に、日本では自殺リスクと関連する地理的・社会経済的不平等が明らかに存在し、それは性別や年齢によって異なることを示した。この結果は、日本における自殺予防は、特に困窮度の高い地域や都市レベルの低い地域に焦点を当てるべきということを指摘している。
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