研究課題/領域番号 |
18K10090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 北海道文教大学 |
研究代表者 |
佐々木 幸子 北海道文教大学, 人間科学部, 准教授 (10612294)
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研究分担者 |
中村 幸志 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80422898)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 身体活動 / 座位行動 / 慢性腎臓病 / 生活習慣 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本人一般集団における身体活動量と腎機能との関連について検討した。身体活動は加速度計付身体活動量計により評価した。腎機能は血清シスタチンCを測定し、推定糸球体濾過量 (eGFR)を用いて評価した。線形回帰モデル及び、ロジスティック回帰モデルを用いて、座位時間、低強度身体活動、中高強度身体活動と腎機能低下の関連を検討した。中高強度身体活動時間とeGFRは、年齢、肥満度、その他の臨床的特徴を調整した後、男女ともに正の相関を示した。女性でのみ座位時間とeGFRは負の相関を示した。女性では座位時間の増加に伴うeGFR低下のオッズ比(95%信頼区間)は1.65(1.07-2.55)であった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎臓病 (Chronic Kidney Disease: CKD)の予防対策としては、その発症にかかわる修正可能な生活習慣要因に対して、是正・改善の取り組みを十分に行っていくことが求められている。本研究では、身体活動の種類と腎機能の低下との関連が男女間で異なる可能性を示唆しており、CKD予防対策のための生活習慣指導法の構築に新たな知見を加えるものと考える。
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