研究課題/領域番号 |
18K10110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
湯浅 資之 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (30463748)
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研究分担者 |
横川 博英 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00328428)
白山 芳久 順天堂大学, 国際教養学部, 准教授 (30451769)
田村 好史 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (80420834)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ミャンマー / タイ / 2型糖尿病 / 食習慣 / 身体活動習慣 / 社会的支援 / 運動習慣 / 疾病管理 / ヤンゴン / 家族支援 / type2 diabetes mellitus / physical activity / METs / eating habit / Myanmar / 生活習慣病 / 非感染性疾患 / 糖尿病 / 疫学調査 / 疫学研究 |
研究成果の概要 |
本研究はミャンマーにおける2型糖尿病(T2DM)の疫学的特性を、ミャンマー(ヤンゴン市)と社会文化的背景が類似のタイ(チェンマイ市)におけるT2DM患者150名(ケース群)と非患者150名(対照群)とを比較することによって明らかにするために実施した。 食習慣については、両国とも対照群に比べケース群は、調味料使用が高い、家族と食事を共にする、野菜と果物摂取が低い点で共通していた。一方、身体運動習慣はヤンゴンのケース群の方が運動習慣は低く、チェンマイでは逆にケース群の方が高い結果となった。ミャンマーでもタイのようにコミュニティにおけるヘルスプロモーション介入が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界保健機関によれば、糖尿病や癌などの非感染性疾患による死亡の約8割が開発途上国で生じているという。しかし、途上国の保健システムの機能の大半は、未だ感染症予防と母子保健に費やされている。今後さらに増加するであろう非感染性疾患は、開発途上国における喫緊の公衆衛生学的優先課題である。 本研究によって、タイはプライマリヘルスケアにおける生活習慣改善のための取り組みが行われていることで糖尿病患者に対する生活習慣の是正が行われていることが示された。このことから、ミャンマーにおいてもタイのようなヘルスプロモーション介入を実施し非感染性疾患予防をおこなうことの重要性が示唆された。
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