研究課題/領域番号 |
18K10125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
片田 竜一 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (00423757)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脳浮腫 / アクアポリン4 / 脳卒中 / アストロサイト / Aquaporin-4 / アルコール / 脳梗塞 / 浮腫 |
研究成果の概要 |
脳梗塞後、脳浮腫及び脳アクアポリン4(AQP4)発現が増大した。AQP4発現は脳梗塞後5日目までは脳梗塞辺縁部の方が中心部よりも相対的に増大したが、7日目では中心部の方が増大した。初代培養アストロサイトに虚血負荷を行うと、AQP4発現が増大した。エタノールを負荷すると、エタノールの中程度濃度負荷でAQP4発現増大がピークとなったものの、虚血負荷を合わせると消失した。虚血負荷によるAQP4発現に及ぼす影響に対しエタノールが関わることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞後脳浮腫において、アクアポリン4(AQP4)発現は、虚血後の経過時間により、また梗塞巣内でも中心部か辺縁部かで異なることが明らかとなった。したがって、脳浮腫軽減を目的としたAQP4に対する治療としては、病巣部位を考慮する必要がある。酩酊状態で脳梗塞を発症すると、AQP4発現に及ぼす影響がアルコールによって変化し、脳浮腫軽減を目的とした治療が困難になる可能性が示唆された。
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