研究課題/領域番号 |
18K10128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
中西 祥徳 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 助教 (10217763)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 飲酒証明 / マイクロRNA / アルコール / 飲酒 |
研究成果の概要 |
エタノール(EtOH)曝露に際して高い反応性を示すmicroRNA(miR-9、miR-15b、miR-21およびmiR-335)のEtOH投与マウス諸臓器中発現量をリアルタイムPCRにより観察し、体内EtOHを指標としない分子生物学的手法による飲酒証明の可能性を検討した。 各microRNA は臓器ごとでそれぞれ異なる経時的変動を示し、またEtOH投与量により異なる反応性を示した。複数の臓器における複数のmicroRNA発現量の変動を解析することにより、EtOHを指標としない新たな飲酒証明の可能性が期待できると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
法医実務では、解剖症例の飲酒の有無を明らかにすることは重要な検査項目であるが、飲酒してから検査試料を採取するまで相当の時間が経過した場合、既に体内エタノール(EtOH)濃度の低下又は消失により飲酒の証明が困難な事例も発生する。そのような事態に対処するため、体内EtOHを指標としない飲酒証明法の開発は法医学上非常に有用である。本研究の結果、EtOH曝露により発現量が顕著に増減する4種類のmicroRNAを指標とした全く新しい分子生物学的手法による飲酒証明の可能性が期待できると思われた。
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