研究課題/領域番号 |
18K10152
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
塚越 みどり 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (60405016)
|
研究分担者 |
前川 二郎 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70244449)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | リンパ浮腫 / 弾性着衣 / 着圧 / リンパシンチグラフィー / 圧迫療法 / 弾性包帯 / 乳がん術後 / 続発性リンパ浮腫 / 蜂窩織炎 / 乳がん術後リンパ浮腫 / 続発性上肢リンパ浮腫 / リンパ管静脈吻合(LVA) / QOL / 乳がん / 子宮がん / 弾性ストッキング |
研究成果の概要 |
がん治療後の続発性リンパ浮腫において、画像評価に基づく重症度分類(Maegawa分類TypeⅠ-TypeⅤ)に応じて弾性着衣選択を行い、浮腫への効果を評価した。維持期で圧痕を有するTypeⅢ以上の下肢リンパ浮腫患者に平編みと丸編み弾性ストッキングを組み合わせ、圧測定器を用いて下腿は50mmHg、大腿部は30mmHgを目標とし圧迫圧を調整した。6ヶ月間の経過を観察し、有意な患肢体積の減少を認めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、弾性着衣の圧迫圧を実測して数値で示し、重症度に応じた弾性着衣を選択することで浮腫が有意に軽減することを明らかにした。リンパ浮腫の治療は圧迫療法が中心であるが、弾性着衣の選択は個々の看護師の判断や経験で行われており、着圧は測定されていなかったが、重症度に応じた圧迫、着圧測定の必要性、弾性着衣選択の根拠を示した。高齢期の患者においては高い圧での圧迫療法の継続は難しく、握力や身体能力を考慮した用具や方法が今後の検討課題である。
|