研究課題/領域番号 |
18K10155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
宇城 令 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (40438619)
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研究分担者 |
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
小野 五月 (坂田五月) 聖隷クリストファー大学, 看護学部, その他 (90288407)
松本 聡子 帝京大学, 医学部, 講師 (10422354)
西尾 亜理砂 愛知県立大学, 看護学部, 講師 (40551239)
山上 潤一 藤田医科大学, 保健衛生学部, 特別研究員 (70887059)
米本 倉基 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (10390048)
坂田 裕介 藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (10748560)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 重症度、医療・看護必要度 / 転倒・転落 / 大規模医療データ / リアルワールドデータ / DPC / 第規模医療データ / 患者アウトカム / 看護 / 看護必要度 / アウトカムモデル / 大規模データ |
研究実績の概要 |
平成22年度から厚生労働省において「医療の質の評価・公表等推進事業」が継続して実施されているが、それらの指標には看護独自の指標はほぼない。患者・家族が治療に専念し、患者が回復する力を引き出し健康の回復に貢献しているのは患者自身とそれを支える看護でもある。しかし、看護が客観的なデータをもとに患者アウトカムの1つとして変数化されたり、そのアウトカムに貢献しているかについては、未だ十分に明らかにされてはいない。そこで平成28年10月からDPCに収載されている重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)等をはじめとする看護実践関連データに着目し、患者アウトカムを予測する可能性について検討した。 看護必要度のうちB項目に着目し、転倒リスクアセスメントとして有用性を検討した結果、患者のADLの評価に特化したB項目のみで一部の加点を修正することで、簡便に転倒リスクを評価できるツールとしての可能性が示唆された。 院内で発生するインシデントで常に上位を占める転倒事故は医療従事者にとって大きな課題である。多忙を極める現在の医療の現場においては、転倒事故防止に関連する仕事も効率化を求められている。毎日入力している看護必要度を、転倒リスクアセスメントに用いることで、患者の安全の確保と医療従事者の仕事の効率化の両方を改善できる可能性が示されたと考えられる。
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