研究課題/領域番号 |
18K10156
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
小池 敦 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10321316)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 痛み / コミュニケーション / 看護支援 / 個人差 / 看護援助 |
研究成果の概要 |
「痛み」の感じ方には個人差のあることが知られている。本研究の結果から「痛み」を他者に伝えるための言語表現の用いられ方にも個人差のあることが示唆された。本研究ではパーソナリティ特性が「痛み」の言語表現の用いられ方と関係しているか検討した。その結果、外向性と開放性、調和性などの特性では既存の言語表現が当てはまらないと判断する場合が多いことが示された。また、誠実性については「痛み」の程度の違いが用いる言語表現に関係している可能性が示された。なお、神経症傾向は「痛み」の言語表現の用いられ方と関係していなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者が訴える「痛み」は主観的な感覚であるため、他者が理解するには一定の困難を伴う。これまで患者自身が「痛み」をどのように受け止めているか、「痛み」の性質や程度について客観的に捉える試みがなされてきた。 本研究では、「痛み」を感じる場面での「痛み」を表す言語表現の用いられ方に着目し、性格特性によって「痛み」の言語表現の用いられ方に違いがある可能性を示した。患者が訴える「痛み」の体験について、どのような言葉が用いられるかを示唆する基礎資料となるもので、「痛み」を訴える患者の理解を促すものと考えられる。
|