研究課題/領域番号 |
18K10158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
升田 茂章 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80453223)
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研究分担者 |
石澤 美保子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10458078)
佐竹 陽子 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90641580)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 手足症候群 / 分子標的薬 / 外来化学療法 / 化学療法 / 外来看護 |
研究成果の概要 |
本研究は、「外来化学療法を受ける患者の手足症候群を予防するための看護ケアプログラム」の開発を目的とし実施した。手足症候群発症の皮膚状態の初期変化を明らかにするため、分子標的治療薬内服を開始した患者の手指の皮膚機能を非侵襲的機器を用いて測定した。その結果治療初期から皮膚の水分量が低下していることが明らかになった。治療前からスキンケアを行うことで、皮膚水分量の減少を抑えることができることが示唆された。研究途中で感染状況が拡大したため、一時的に研究を中断することとなったが、看護ケアプログラム案を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子標的薬治療開始後の手指の皮膚機能の初期変化について非侵襲的機器を用いて測定した研究はほとんどなく、治療開始時から経時的に手指の皮膚機能を測定し、その変化を明らかにしたことは学術的に意義がある。また、皮膚水分量が治療開始後数日で減少していることから、治療前から予防的に介入をすることは非常に重要である。介入時期を含めた看護プログラムを洗練化し、外来で治療を受ける患者の手足症候群へのケアが確立されれば手足症候群発症の予防につながるのではないかと考える。
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