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看護職の病棟組織文化に内在する機能と組織文化のありように関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K10161
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関東北福祉大学

研究代表者

二瓶 洋子  東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (90468322)

研究分担者 渡邊 生恵  東北福祉大学, 健康科学部, 准教授 (30323124)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード病棟組織文化 / 看護師 / 恥 / インシデント / 医療安全 / 行動規範 / エスノグラフィー / 恥の機能 / インシデント報告 / 集団の規範 / 個人と集団の自律性 / 職場の人間関係
研究成果の概要

目的は看護師の恥の経験を肯定的に意味づける組織文化とはどのようなものであるのかを明らかにすることである.エスノグラフィーの方法を用い,2019年~2020年内科系病棟でフィールドワークとインタビュー調査を行った.結果及び考察:看護師の恥の経験を肯定的に意味づける組織文化を表す3つのテーマ(1)個人の失敗をスタッフ全員で共有する価値(2)スタッフの期待に応えられるように先回りして動く規範(3)知らないことを恥なく聞ける空気があることが明らかになった,個人の失敗を全員で共有し対処するという価値観が看護師の恥の経験を肯定的に意味づけ,医療安全ひいては,医療の質の向上に寄与する可能性が示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果で示された病棟組織文化の様相は,看護師の病棟の組織文化を論じる1つの検討材料として活用できると考える.看護学における組織文化の研究において本研究は看護師の恥の経験という新たな概念を取り入れ論じることを試みた点において,独自性があると考えられる.本研究は看護師の仕事における恥の経験の受け止め方が,看護師が属する病棟組織内で何を恥と考えるのによって変わり,恥の経験を肯定的に意味づけるにはどのような病棟の組織文化であればよいのかを具体的に明らかにした.くわえて,本研究の結果は,看護師の恥の経験を肯定的に意味づける病棟の組織文化は,医療の質の向上にも寄与できる可能性をも示唆している.

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A concept analysis of shame in the field of nursing2022

    • 著者名/発表者名
      Yoko Nihei, Kyoko Asakura , Shoko Sugiyama , Nozomu Takada
    • 雑誌名

      Nursing Froum

      巻: 57 号: 6 ページ: 1529-1535

    • DOI

      10.1111/nuf.12814

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 看護師の恥の経験を肯定的に意味づける病棟の組織文化2022

    • 著者名/発表者名
      二瓶洋子,朝倉京子,杉山祥子,高田望
    • 学会等名
      第42回日本看護科学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] インシデント報告に対する看護師の心理的負担2020

    • 著者名/発表者名
      伏見珠奈央、二瓶洋子、杉山祥子、朝倉京子
    • 学会等名
      第40回日本看護科学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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