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腋窩・鼠径部の冷却に体温を下げる効果はあるか

研究課題

研究課題/領域番号 18K10164
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関川崎市立看護大学 (2022-2023)
川崎市立看護短期大学 (2021)
国際医療福祉大学 (2018-2020)

研究代表者

松田 真由美  川崎市立看護大学, 看護学部, 講師 (40634572)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
キーワード発熱時の看護 / 腋窩・鼠蹊部冷却 / 自律性体温調節 / 行動性体温調節 / 腋窩・鼠径部冷却 / 温度感覚 / 温熱的快適感 / 発熱 / 看護 / 冷却
研究成果の概要

日本では患者の発熱時に、解熱等を目的として腋窩や鼠径部を冷却することがあるが、その有益性については根拠が乏しい。本研究では健康な成人を対象に腋窩・鼠径部の冷却を行い、深部体温や血圧等に及ぼす影響を検証した。被験者は室温25℃に設定した実験室に入室し、仰臥位で安静にした。氷嚢を用い、腋窩・鼠径部の冷却を60分間行った。右腋窩・両鼠径部の3部位を冷却開始後、鼓膜温、平均血圧は上昇し、寒さによる不快感が生じた。両腋窩・両鼠蹊部の4部位を冷却すると鼓膜温は低下し、平均血圧は上昇、寒さによる不快感が生じた。本研究の結果から、腋窩・鼠径部冷却により不快感が生じ、循環器系への負担が増す可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果から、体温を調節されているレベル(セットポイント)よりも下げようと体表を冷却することにより、血圧が上昇することが示された。発熱時の解熱処置は、循環・呼吸・代謝負荷を軽減させることを期待してしばしば行われるが、冷却により解熱を図ることは循環器系への負担を増大してしまう可能性が考えられる。本研究では健康な成人を対象としているため、発熱時にも同じ反応がおこると結論付けることはできないが、本研究の結果は、発熱時の体温調節方法やより良い環境調整について検討するための一つの材料になると考える。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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