研究課題/領域番号 |
18K10167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
長沼 淳 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (90424233)
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研究分担者 |
榎本 佳子 順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (20637102)
酒井 太一 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (50363734)
山下 巌 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70442233)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 看護研究 / 研究者の自律 / フィンランドの看護研究 / 看護研究倫理審査 / 申請書作成と審査の負担軽減 / 看護研究促進 / 市民の自律性 / 倫理教育 / 自律性を涵養する教育 / 看護学研究倫理 / フィンランドの自律性涵養教育モデル / 乳幼児期から初等教育における自律性涵養 / フィンランドの自律を促す教育制度 / 看護研究における倫理性確保 / 多民族共生 / 看護研究倫理 / フィンランドの態勢 / 自律性の涵養 / 自己決定能力育成支援 / 就学前教育 / フィンランドの看護教育 / 子どもの自律性の涵養 / 倫理指針 / 審査体制 |
研究成果の概要 |
看護研究の倫理審査は、広義の医学研究倫理のガイドラインに基づいて行われている。しかし、実際の看護研究の多くは、このガイドラインの守備範囲とは異なるところで実施されている。そのため、看護研究者は研究計画書の作成に際して、適切なサポートを受けられずに倫理審査の承認を受けるまでに長い時間がかかることがある。フィンランドではこの倫理審査が非常に短時間で実施されているため、その背景を調査した。その結果、研究者が自律的に行動するための支援体制が、子どものころからの教育と密接に関わっていることがわかった。本研究では、その自律性涵養の実態と、その考え方に基づく、倫理審査の支援体制の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで看護研究における倫理審査は、研究者と倫理審査者との間のガイドライン遵守に関する考え方の相違に基づき、研究倫理に関する基本的な共通了解の醸成が困難なことが少なくなかった。本研究では、フィンランドの教育プログラムに関する基本的な考え方を取り入れ、研究計画の作成に関して、研究倫理のガイドライン、倫理審査の実施方法に即した支援の在り方を追求した。本研究において研究計画書のフォーマットを作成することによって、看護研究を実際に開始するまでの所要時間の短縮が見込まれ、看護研究が促進することが期待できる。
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