研究課題/領域番号 |
18K10171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 松蔭大学 |
研究代表者 |
丸山 昭子 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20338015)
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研究分担者 |
鈴木 英子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (20299879)
吾妻 知美 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90295387)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | アサーティブネス / 看護師 / 育児 / 育児支援 / 尺度開発 |
研究成果の概要 |
本研究では、300床以上の総合病院のうち25の病院で勤務する乳幼児を持つ女性看護師530人を対象に、開発したアサーティブネス測定尺度の信頼性・妥当性を検証した。 有効回答347人を分析対象とし、最尤法、プロマックス回転による因子分析から14項目3因子(第1因子:理不尽さを感じてもそれを甘受する率直でない受け身的自己表現、第2因子:他者への配慮優先の率直でない非主張的自己表現、第3因子:円滑な業務遂行を優先する率直でない非主張的自己表現)が抽出され、クロンバックα係数は.91であった。再テスト法の相関係数は.73、基準関連妥当性の相関係数は-.55であり、開発した尺度の妥当性・信頼性が検証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、乳幼児を持つ女性看護師を対象に職場という場面をもとにしたアサーティブネス測定尺度を開発したが、その成果は看護職者のキャリア育成において、看護職と育児の両立支援に繋がることが期待できる。また、育児中の看護師のアサーティブネス・トレーニングプログラムを構築する上で、職場という場面でのアサーティブネス得点を基準とした、より具体的な内容を盛り込むことが可能となり、アサーティブネスの関連が既存研究で明らかになっているバーンアウトや、それに続く離職予防にも繋がる可能性が高い。 さらに、看護職者の大半が女性である現状から、喫緊の社会的課題である超少子化対策への示唆にもなり得ると考える。
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