研究課題/領域番号 |
18K10177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 (2020-2021) 兵庫大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
宮島 多映子 大阪医科薬科大学, 看護学部, 教授 (60334869)
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研究分担者 |
村松 仁 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (50303433)
西山 忠博 大手前大学, 国際看護学部, 講師 (40710801)
中村 朋子 兵庫大学, 看護学部, 准教授 (30736799)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 便秘 / 排便促進 / 看護技術 / RCT / Miyajima式腹部圧迫法 / 臨床研究 / 基礎看護 / 実験研究 / 腸音解析 / Miyajima式腹部圧迫法(MARP) / 基礎看護学 / 排泄援助 / 便秘援助 |
研究実績の概要 |
本研究は、 Miyajima式腹部圧迫法の臨床応用のために、臨床試験の方法に則り、4段階の研究段階を計画している。研究代表者はすでにMiyajima 式腹部圧迫法の安全性、有効性及び教育方法についてPhaseⅠ及びPhaseⅡを終了している。 本研究課題ではPhaseⅢを行う。臨床効果(効力/安全性の評価)を評価し、臨床の限られた数の便秘患者において、Miyajima式 腹部圧迫法の有効性と安全性を検討しPhaseⅣの情報を収集することを目的とする。 本年度は、2019年度の研究成果が2018年度の研究結果を反証したことから、さらにMiyajima式腹部圧迫法の有効性について検討する計画であった。 Miyajima式腹部圧迫法の強みである排泄障害の対象者への即時的効果については、大腸内に便が貯留していることが条件となるが、精神科疾患を持つ対象者は薬物によるコントロールを受けており、その影響が大きく、条件が満たされにくいことが原因である。このため、昨年度、便秘評価のための超音波画像診断機器を購入した。 本年度は、購入した機器を用いた画像診断を元に、対象者を評価し、研究を進めて行く予定であった。しかし、Covid-19の感染拡大のため、画像診断の知識を統一する研修や研究対象者の確保が難しい現状があった。このため、便秘評価のための機器を用いた評価の準備を行った。また、現在までの研究成果を論文作成、学会発表、交流集会の準備を行い、オンライン上で交流集会を行った。 今後、さらなる臨床応用に向けて、予定数の対象者を目標にPhese Ⅲの評価を拡大して研究を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究はMiyajima式腹部圧迫法について、臨床研究の方法に則り、4段階の研究を計画している。 本年度は、昨年度購入した便秘評価機器の使用準備に時間を要したことと、研究対象者の確保が難しい現状があったことが原因である。 便秘評価機器の使用法については、研究者全員が統一した便秘評価機器使用技術の修得のために研修会等に参加したが、Covid-19の感染拡大のための移動制限等があり、研修会への参加が12月以降となった。また、それに伴い、使用機器を用いたデータ収集等の準備に遅延が生じた。さらに、この便秘評価機器の使用準備を整えた時点で、Covid-19の感染拡大のため、研究対象者の確保が難しい現状があった。 これらのことから、現在までの研究成果を整理し、論文作成、学会発表、交流集会の準備を行い、オンライン上で交流集会を行った。 今後、さらなる臨床応用に向けて、予定数の対象者を目標にPhese Ⅲの評価を拡大して研究を行う。
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今後の研究の推進方策 |
データ解析結果から論文作成を行う。 本研究はMiyajima式腹部圧迫法について、4段階の研究を計画している。 現在までの研究成果は、PhaseⅢからPheseⅣへの課題を明らかにしており、研究の方針に修正の必要はない。 その課題を解決するために、新たな便秘評価のための機器を購入した。この機器を活用し、機器の使用感を確認するとともに、さらに今後のPhaseⅢからPheseⅣへの課題を明らかにしていく。
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