研究課題/領域番号 |
18K10184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
柏 美智 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50747326)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 看護チーム / チームレジリエンス / 困難 / 回復 / 相互作用 / 看護師 |
研究成果の概要 |
本研究は,困難に陥った一般病棟看護チームのレジリエンス表出による回復のプロセスを記述することを目的とした.看護師経験が 6 か月以上で,一般病棟に勤務する常勤看護師 20 名を対象に半構造化面接を行った.修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチの手法に基づき分析した. 困難に陥った一般病棟看護チームのレジリエンス表出による回復のプロセスは,【混迷】の中でチームが粘り強く耐えて【模索】し始めることで,看護師個々の相互関係を【醸成】し,さらに チームとして【強化】することで,安心空間の創出という【変容】に至るプロセスをたどることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外において,チームレジリエンスを時間的経過の中で捉えた先行研究は少なく,本研究において困難からのチームの回復をレジリエンス表出の過程として記述した点に意義があると言える.本研究ではチームを構成する個々の看護師の相互作用に注目しながら,チームが回復していく態様を時間的経過の中でレジリエンスの表出の過程として捉えることを試みた.それは,チームがたどる回復の見透しを考えることを可能にし,チームとしての現在の態様を確認するための道標になると考える.また,チームのレジリエンス表出による回復は,チームに属する個々の看護師のレジリエンス表出にも影響を与えると考えられ,看護管理の視点において寄与する.
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