研究課題/領域番号 |
18K10188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
永谷 幸子 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (90452200)
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研究分担者 |
林 久恵 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (80444404)
尾方 寿好 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (80415364)
林 静子 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30346019)
上坂 真弓 中京学院大学, 看護学部, 教授 (40734108)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 認知機能 / ストループテスト / 受動的運動 / 近赤外線分光法 / 足関節運動 / 軽運動 / 脳血流 / 認知的フレイル / 酸素化ヘモグロビン |
研究実績の概要 |
認知機能を維持増進するためには中強度以上の運動を定期的に実施することが勧められている。しかし多くの高齢者にとって推奨される強度の運動を行うことは難しい。本研究は、認知機能の維持向上を目的に、高齢者でも実施可能な軽運動の効果を検討するものである。 今年度は若年者を対象に受動的運動の認知機能の向上効果を検討した。実験には30人が参加した(平均年齢21.47 ± 0.78歳、女性28名)。介入群15名と対照群15名に分けて実験を行った。認知機能はストループテストによって、脳血流量を酸素化ヘモグロビンによって評価した。介入群は受動的なペダル運動を10分間行った。運動前後および介入群と対照群間のストループ干渉率の平均値を比較したところ、運動前後(p = 0.51)でも群間(p = 0.51)でも有意な差は認められなかった。逆ストループ干渉率についても、介入前後(p = 0.13)と群間(p = 0.29)で有意な差は認められなかった。このように、受動的運動の実施前後や受動的運動をする群としない群の比較ではストループテストの成績に有意な差は認められなかった。これは脳血流量についても同様の結果であった。 先行研究によって、運動は脳血流を増やしストループテストの成績を向上させる効果があると示されている。それらの先行研究で用いられた運動のほとんどがジョギングや自転車エルゴメーターなどの能動的運動である。低強度運動であっても本研究の運動よりも運動強度が高いと推察される。本研究で採用した受的動運動は、被験者が自分で筋を動かさないため効果的な脳の賦活化につながらなかったことや、運動強度が低く筋収縮が弱いことにより脳血流量の有意な増加に至らなかったと考えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の拡大により高齢者を対象とした実験が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究成果の発信につとめる。
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