研究課題/領域番号 |
18K10201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
小野 博史 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70707687)
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研究分担者 |
竹原 歩 兵庫県立大学, 看護学部, 臨床講師 (30733498)
濱上 亜希子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70780485)
河野 孝典 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (70876820)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 術後せん妄 / 回復プロセス / 看護ケア / 生理学的負荷 / 主観的体験 / せん妄 / アセスメント / モニタリング / 術後精神機能 / 情報処理能力 |
研究実績の概要 |
前年度までの調査を通して得られたデータを分析し、術後精神機能の6段階の回復プロセスをアセスメントするためのフローチャートを開発した。開発したフローチャートは、「質問1:何もしていないときは、目を開けていますか」という術後患者の視覚機能の行使状況に関する問いに対する観察情報によって得られる選択肢、「質問2:呼びかけると、どのように反応しますか」という外からの呼びかけに対する術後患者のレスポンスに関する問いに対する観察情報によって得られる選択肢、「質問3:会話の終了後、どのように過ごしていますか」というレスポンス後の術後患者の行動に関する問いに対する観察情報によって得られる選択肢、「質問4:開眼中は、どのように過ごしていますか」という外からの働きかけがない状態での術後患者のふるまいに対する観察情報によって得られる選択肢の組み合わせによって、情報処理能力の程度をアセスメントし、術後患者の精神機能の段階を特定することができるツールである。 今後の課題として、開発したアセスメントツールの信頼性や妥当性の検証を行っていくとともに、臨床でのツールの活用しながら、「精神機能に過負荷を与えない」「精神機能の状態に応じた処理しやすい情報を提供する」といった術後精神機能の段階を効果的に回復させていくようなケアの効果を検証していく必要がある。
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