研究課題/領域番号 |
18K10205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
影山 隆之 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (90204346)
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研究分担者 |
小林 敏生 広島都市学園大学, 健康科学部, 非常勤講師 (20251069)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 交替勤務 / 病院看護師 / 夜勤 / 眠気 / 睡眠/勤務日誌 / 身体活動 / 看護職 / 主睡眠 / 気分 / 睡眠 / 睡眠教育 / 睡眠覚醒リズム / 勤務時間 |
研究成果の概要 |
不規則二交替/三交替勤務(16/8時間夜勤)に就く病院看護師の夜勤中の眠気とシフト毎の変数(前のシフトとの勤務間隔や前の主睡眠の就床時間等)との関連を調べるため、看護師54名が質問紙と延べ202回の夜勤における睡眠/勤務日誌及びカロリンスカ眠気尺度 (KSS)に回答した。KSS6点以上の過度の眠気は、16時間夜勤では交替勤務経験年数が短いほど、また昼寝を含む総就床時間が長いほど多く、8時間夜勤では日頃の仕事の量的負荷が大と感じているほど多かった。勤務間隔とSSとの関連は見られなかった。SSの主な規定要因はシフト毎の勤務条件ではなく、ヘルシーワーカー効果と直前の睡眠の不全であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不規則交替勤務で多く見られる長時間夜勤では、休憩時間や勤務間隔の取り方について知見が少ない。本研究のように過度に過酷ではない労働条件では、前の勤務から次の勤務までの時間間隔や夜勤中の仮眠の取り方と勤務中の眠気発生との関連はないことがわかった。眠気発生に関連する要因の一つは勤務前の睡眠不全であり、これを起こさないための対策が必要である。日頃の業務の量的負荷は睡眠不全に関連している可能性がある。これと別にヘルシーワーカー効果の存在も示唆され、交替勤務に適応しにくい看護師は早期に離職している可能性がある。同様の方法により、より多忙な病棟や経験が浅い看護師についてデータを積み重ねる必要がある。
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