研究課題/領域番号 |
18K10212
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
白鳥 孝子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (90331389)
|
研究分担者 |
吉澤 千登勢 帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 教授 (40461157)
高山 詩穂 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (00625999)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 患者の尊厳 / 倫理教育 / 教材開発 / 看護倫理 / 看護教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、看護学生が患者の尊厳を守るための行動を自覚し実践するための教育方法・教材の開発を目的とした。第1・2段階で、患者の尊厳を脅かす場面にはどのようなものがあるのかを明らかにし、この結果を基に教材を開発した。教材はイラストで場面を表し、7つのテーマで構成した。 基礎看護学実習Ⅱ履修前の看護学生66名に実施したところ、イラストの示す倫理的問題の認知も高く、7つのテーマ全てにおいて患者の尊厳を尊重するために大切だという回答が得られ、本研究で開発したイラスト教材を使用した教育方法には一定の効果があったと考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、臨床現場を体験した看護学生及び医療・看護・介護を受けられている人の協力を得て、患者の人権及び尊厳、プライバシーを尊重する看護倫理実践能力を育成するためのイラスト教材を作成した。その教材の効果を検証したところ、テーマへの共感性やイラスト教材の一定の効果が得られた。 看護基礎教育において、患者の尊厳を尊重するための教育に特化した教育教材はないため、学術的な意義は大きい。 また、今後、この研究成果が役立てられ、それぞれの専門職が患者の人権や尊厳を意識的に尊重し、医療を利用する人々の自律が尊重され、少しでも安寧な気持ちで療養することができれば、社会的な意義が大きい。
|