研究課題/領域番号 |
18K10216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
横山 美樹 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (70230670)
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研究分担者 |
野崎 真奈美 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (70276658)
菱田 一恵 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (00326117)
西村 礼子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (10757751)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 訪問看護師 / フィジカルアセスメント能力 / 看護基礎教育 / 臨床判断能力 / 看護実践力 / フィジカルイグザミネーション / フィジカルアセスメント教育 / 臨床判断 |
研究実績の概要 |
経験豊富な訪問看護師の訪問看護の実践から、訪問看護師に求められるフィジカルアセスメント能力とその習得のために求められる看護基礎教育内容を明らかにするために、訪問看護師13名に半構造化面接を行い、質的記述的に分析を行った。 なお本研究では、フィジカルアセスメント能力を「対象の身体状態に関する情報を適切な方法で収集し、専門知識をもとに解釈・分析して、対象の身体状態が正常(通常と変わりない状態)であるのか、問題はないかを判断する力」とし、対象者にも説明した。 インタビューと分析から以下の結果を得た。1.訪問時のフィジカルアセスメントの実際は【まず顔色や表情、全体像で変わりないか確認する】【バイタルサインの確認後全身をみていく】【生命の危機を予測しながら全身をチェックする】【系統別に焦点をあててアセスメントする】【身体に触れながら看護の視点でアセスメントする】【生活につなげたアセスメントをする】が抽出された。2.訪問看護師に求められるフィジカルアセスメント能力は、【フィジカルイグザミネーションを正確に実施し臨床推論で対象の状態、緊急性を判断する力】【対象者の生活状況をアセスメントし異常に気付く力】【緊急の対処が必要なのかの判断力と今後の予測に関するアセスメント能力】【聞く力、アセスメント結果を対象者、医師や同僚、多職種に正しく説明し伝える発信力】【適切なアセスメントにつなげるために対象者・家族との信頼関係を築く力】の5カテゴリが抽出された。3.看護基礎教育で必要な教育内容として、【バイタルサイン、フィジカルアセスメントを正しく行い、正常・異常の判断ができるための教育】【アセスメント結果から看護診断し、今後の生活をみすえた看護介入をイメージできる教育】【療養者の生活を自分のこととして理解できる教育】【組織の中で働くための基本知識】【多職種理解につながる教育】の5カテゴリが抽出された。
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