研究課題/領域番号 |
18K10219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 名古屋学芸大学 (2020-2023) 中部大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
滝沢 美世志 (大熊 美世志) 名古屋学芸大学, 看護学部, 講師 (20736269)
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研究分担者 |
太田 勝正 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (60194156)
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 道徳的感受性 / 看護学生 / 尺度開発 / 看護 / 尺度 / フォーカスグループインタビュー |
研究成果の概要 |
研究目的は、道徳的感受性尺度看護学生版ver.2を改訂して道徳的感受性尺度看護学生版ver.3(以後第3版)を開発することであった。そのために、第1段階の調査として、道徳的な問題を含むビニエットを作成して、それを用いた看護学生を対象としたFGIを実施し質問項目を作成すること、第2段階の調査として、作成した質問項目を用いた質問紙調査を実施して得られたデータから探索的因子分析等により信頼性妥当性の検討を行った。 その結果、看護学生の道徳的感受性を的確に測定可能な3因子(道徳的強さ、道徳的な気づき、道徳的責任感)構造の信頼性妥当性の十分に支持された第3版を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護学生が道徳的な問題の存在を見過ごすことなく気づき、問題を整理して、倫理的意思決定、および意思決定に基づく質の高い看護実践ができるようになるためには、道徳的感受性が必要であり、道徳的感受性を向上する教育が不可欠である。 今回開発した看護学生に使用可能な信頼性、妥当性の支持された道徳的感受性尺度看護学生版ver.3を用いることにより、看護学生の道徳的感受性の客観的な測定が可能となる。また、看護学生の道徳的感受性の程度が明らかになることにより個々の学生に応じた指導が可能となるだけでなく看護倫理教育の効果を評価することが可能となり、効果的な教育に向けた教育内容、方法の改善につながるといえる。
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