研究課題/領域番号 |
18K10222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 新見公立大学 (2020-2022) 川崎医療福祉大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
赤田 いづみ 新見公立大学, 健康科学部 看護学科, 講師 (40735875)
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研究分担者 |
伊東 美佐江 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00335754)
石井 豊恵 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00452433)
西田 洋子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 講師 (10782237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 看護学生 / 予期的社会化 / 就職後の自身のイメージ / 就職後の現実 / 尺度開発 / 予期的社会科 |
研究成果の概要 |
看護学生の予期的社会化を、就職直前に抱く就職後の自身のイメージと捉え、そのイメージと就職後の現実との相違を明らかにした。その結果、看護学生の就職後の自身のイメージとして、【就職後の生活】、【仕事への順応】、【職場への適応】、【キャリアの基盤形成】の4つのコアカテゴリーが抽出され、就職後の現実のコアカテゴリーと一致した。それらの内容を比較すると、看護学生の就職後の自身のイメージにおいて、具体的となっていない部分が明確となった。そのイメージが看護基礎教育の期間で具体的になるような支援をすることで、リアリティショックを低減し離職を防ぐことに繋がることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の看護基礎教育では、医療安全の観点から臨地実習で看護学生が実践可能な項目が制限されている。そのため、就職後の現実との相違が大きく、それが引き金となり、リアリティショックから離職につながることも少なくない。本研究は、看護学生の予期的社会化として、就職直前に抱く就職後の自身のイメージと、就職後の現実を明らかにし、その相違点を見出した。この結果は、看護基礎教育側からの支援を行う際と、就職先となる病院や施設から病院説明会などの情報提供の際の基礎資料になると考える。さらには、新人看護師の離職率を低減する一助になると考える。今後は、この結果を活用し、看護学生の予期的社会化の尺度を開発していきたい。
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