研究課題/領域番号 |
18K10229
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 淑徳大学 (2019-2023) 千葉大学 (2018) |
研究代表者 |
長坂 育代 淑徳大学, 看護栄養学部, 准教授 (50346160)
|
研究分担者 |
増島 麻里子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40323414)
眞嶋 朋子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50241112)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 実践知 / 知の伝承 / エキスパートナース / 看護学生 / 看護基礎教育 / 伝承と創発 / がん看護 / 教育プログラム / オンコロジーナース / 伝承 / 創発 |
研究成果の概要 |
エキスパートナースの実践知の伝承を促す教育プログラムを看護学生に適用し、評価を行った。プログラムは、がん看護領域の専門資格を有する看護師の患者との関わりにおける回顧的思考発話を活用した2回のワークショップで構成した。看護学生16名にプログラムを適用し評価を行った。参加者の約9割がワークショップに興味をもち理解できたと回答し、実施前よりも実施直後の状態不安得点が有意に低かった。プログラムを通して参加者には、患者との関わりにおいて、看護実践の背景にある思考が伝承されていた。参加者は臨地実習での患者との関わりの経験を言語化し共有するなかで、自身の看護実践に対する思考を深めていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、エキスパートナースの実践知の伝承を促す目的で開発した教育プログラムが、看護学生の臨地実習に対する不安を軽減し、看護実践に対する思考を醸成する場として有用であることが示唆されたことである。これは、基礎看護教育において、臨地実習における看護学生の学修効果を高める新たな方法を提示する点で、社会的意義がある。また、エキスパートナースの実践知を活用し、伝承という観点から個人の中で培われた実践と実践とを繋ぐという、看護実践における知の伝承に関する新たな方法論を提起する点で学術的意義がある。
|