研究課題/領域番号 |
18K10231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
上野 栄一 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (60262507)
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研究分担者 |
西村 高宏 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (00423161)
高倉 恭子 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (50324083)
山本 恭子 園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (90254474)
藤本 ひとみ 福井医療短期大学, 医歯学系, 教授 (90446154)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 共感性 / 共鳴 / コミュニケーション能力 / コミュニケーション / 自律神経 / 共鳴性 / 脳波 / 感情テスト |
研究成果の概要 |
本研究では、看護系大学の看護学生を対象に話し手と聞き手のコミュニケーションを評価し、共感性と共鳴性との関係についてについて明らかにすることである。本研究では、会話分析、POMS、自律神経系、脳波測定、コミュニケーション能力測定によりその特徴を明らかにした。その結果、コミュニケーション能力と共感性との間には関係のあることが示された。また、両者の会話分析では両者とも受容的態度をとりながら治療的技法を用いながらの会話をしており、共感的な態度と治療的なコミュニケーション技法をとることで共感性が生じ、共鳴が生じていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究による結果から、今後の患者とのコミュニケ―ションの中での共感的コミュニケーション技法を使うことの根拠が示された。患者の気持ちを理解する上で、従来から共感的態度が重要と言われているが、その根拠はほとんど研究はされておらず、本研究により、相互のコミュニケーションで共鳴が起こることが実証された意義は大きいと考える。今後、医療面接におけるコミュニケーションへの活用や医療職への教育に役立てることができる。 また、コミュニケーション能力をあげることで共感性が高まるということが明らかになったことで、コミュニケーション能力(技術)をあげるための方略が重要である。
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