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「訪問看護師としての倫理的行動自己評価尺度」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10253
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

永野 光子  順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (90320712)

研究分担者 舟島 なをみ  清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (00229098)
鈴木 美和  三育学院大学, 看護学部, 教授 (20396691)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード訪問看護師 / 倫理的行動 / 尺度開発 / 自己評価尺度
研究実績の概要

本研究は、第1段階の訪問看護師の倫理的行動の解明、第2段階の第1段階の研究成果を基盤とした尺度開発と信頼性・妥当性の検討の2段階で行う。
第1段階は訪問看護師の倫理的行動の全容解明である。訪問看護師を対象に、日々の看護実践において「善いと判断し取っている行動」を問う自由記述式の質問紙を用い郵送法により調査を行った。全国の訪問看護ステーションから無作為抽出した1500施設に依頼し、承諾の得られた66施設に合計186部の質問紙を送付し、167部が返送された(回収率89.8%)。このうち、倫理的行動を問う自由記述式質問に回答があった有効回答136部を分析対象とした。訪問看護師の倫理的行動に関する記述をBerelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析1)を用い分析した。その結果、訪問看護師の倫理的行動を表す31カテゴリが形成された。31カテゴリとは、【利用者・家族への説明と同意を大前提とし、契約に基づくサービスを提供する一方、看護専門職者としての判断に基づき契約外の看護実践も提供する】【利用者・家族への説明には平易な言葉を選択し、必要に応じて具体例・文書・絵・表なども活用する】などである。今後は、Scott.W.A.の計算式を用いた一致率の算出によりカテゴリの信頼性を検討し、第2段階の尺度開発に進む予定である。

【文献】
1)舟島なをみ:看護教育学研究、発見・創造・証明の過程、実践・教育の質向上を目指す研究の方法論、第3版、199-239、医学書院、2018.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

第1段階の訪問看護師の倫理的行動のデータ収集および質的帰納的分析による訪問看護師の倫理的行動の全容解明に時間を要した。第1段階の訪問看護師の倫理的行動の解明は、尺度開発の基盤となる研究であり、訪問看護師が日常的にとっている倫理的行動を表す精度の高いカテゴリを産出する必要がある。そのため、共同研究者とともに繰り返し検討を行い時間を要した。

今後の研究の推進方策

解明された訪問看護師の倫理的行動の学会発表を予定している。
第2段階の尺度開発研究を行う。具体的には、訪問看護師の倫理的行動を表す31カテゴリを用いて質問項目を作成し、訪問看護師が自己の倫理的行動の評価に活用可能な自己評価尺度を開発する。作成した尺度について、尺度検討会による質問項目等の検討、訪問看護師を対象としたパイロットスタディ、本調査を行い、信頼性と妥当性の証拠について検討する。

報告書

(6件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

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