研究課題/領域番号 |
18K10256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 (2019-2023) 武蔵野大学 (2018) |
研究代表者 |
小宮 浩美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10315856)
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研究分担者 |
小宮 全 東京交通短期大学, 運輸科, 教授 (70572220)
加藤 隆子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (00794736)
堀川 英起 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (90724138)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 精神科看護 / Evidence-based Practice / 知識移転 / 実践適用 / 学習支援 / インプリメンテーション / 身体拘束 / システマティックレビュー / Evidence-based practice / EBP / ICT / ツール / モデル |
研究成果の概要 |
和文献ではランダム化比較試験による身体拘束の減少を目指した介入研究は存在していなかったため,英文献を含めシステマティックレビューを行った.最終的に適格基準を満たしたのは5つの論文だった。これらの論文で用いられている介入を実施した群は、比較群に比べて、統計的に有意な身体拘束の実施率や拘束時間の減少がみられていた.看護師が患者の暴力リスクを評価するための専門的判断ツールの導入,看護師に対するディエスカレーション技術訓練,6つのコア戦略を実装する介入は身体拘束の減少に効果があることが明らかになった
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神科病棟において身体拘束は患者の尊厳を侵害し,また,二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性や患者にとってトラウマティックな出来事にもなり,最小化に努めるべきである.しかし諸外国との比較し日本の精神科病院における身体的拘束数は多く、日本の精神科医療の課題である.海外論文では,身体拘束を減少するための介入研究がなされているが,ランダム化比較試験の結果を集積し、日本の精神科病棟に導入するための介入方法の評価はこれまでなされていなかった。本研究はシステマティックレビューとメタアナリシスにより、精神科病院における身体的拘束の減少に向けた有効な介入について探索的に検討したことに学術的な意義があるといえる.
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