研究課題/領域番号 |
18K10259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
衣川 さえ子 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (90538927)
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研究分担者 |
岩本 郁子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (10728033)
竹中 泉 大阪信愛学院短期大学, その他部局等, 教授 (20737465)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 医療安全 / 看護基礎教育 / 継続看護教育 / 現任教育 / 相互学習 / セルフディベロップメント / 医療安全教育 / 看護教員 / 臨床看護師 / 看護学基礎教育 / 研鑽支援 / 教材コンテンツ共有システム / 看護安全 / 教育実践力 / 相互学習支援システム / 看護師 / 支援モデル |
研究成果の概要 |
医療安全教育を担う看護教員と臨床看護師の教育実践力を高める研鑽支援モデルとして教材コンテンツ共有システムを開発し、有用性を検証した。教材を5フォルダー、<臨床研修事例><授業事例><コンテンツ活用報告><Q&A><交流の広場>で共有するシステムは、54名が2019年5月~2020年2月にSNSで活用した。有用性の検証は教育実践力の自己評価8項目と影響を質問紙調査し、得点化し符号付き順位和検定を行った。 回答者29名の活用前後で有意な差を認めなかったが、21名は「実践を振り返る」「自分の思考追求の契機」「モチベーションの高揚」と好影響を評価した。研鑽支援モデルは一定の有用性を持つと示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護職の「医療の安全」能力を高める上で、看護学生と看護師の一貫した医療安全教育が必要である。現在、教育機関および臨床現場で医療安全教育を担える人材が不足している。医療安全管理者として病院職員の研修の企画・運営を担当する看護師と看護教員が連携し医療安全教育の内容に精通し適切な教材が準備できるよう、教材を共有し相互学習するシステムを開発した。利用者への質問紙調査の結果、一定の効果が認められた。 この研鑽支援モデルを普及できれば、医療安全教育の計画や教材作成が効率化でき、教育・研修の質の向上に繋がる。ひいては、看護職による患者や利用者に対する医療安全の保障に貢献する。
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