研究課題/領域番号 |
18K10260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 ゆか (大須賀ゆか) 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (70363736)
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研究分担者 |
長崎 由紀子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (10737977)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 抗微生物薬物療法 / 看護実践 / 看護継続教育 / 抗菌薬療法 / 看護基礎教育 / 卒後教育 / 抗菌薬 / 教育 / AST/ICT活動 / 全国実態調査 |
研究成果の概要 |
本研究は,抗菌薬療法に関する看護基礎教育・卒後教育,看護職の看護実践を明らかにした。教育内容17項目中,看護基礎教育では,基礎知識6項目については,薬理学教員の80%以上が教育を実施しており,卒後教育では,70%以上の施設で実施されていた教育項目は1項目であった。看護師70%以上が受講した経験がある項目は4項目であり,PK-PD 理論は 9.6%,ブリストルスケールを活用した便性状のアセスメントは 36.6%であった。受講経験が少ない項目の多くは,看護実践の程度の割合が低く,看護基礎・卒後教育両者において,抗菌薬療法に関する教育の充実の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的な薬剤耐性(antimicrobial resistance ; AMR)の問題に対し,本邦では,2016年に「AMR対策アクションプラン2016-2020」が策定された。抗微生物薬の投与は,診療科を問わず頻繁に実施される.患者に直接投薬し,その治療効果や副作用を眼前で観察する看護職が,抗微生物薬療法に関する確かな知識をもち,投与や観察を実践していくことは,抗微生物薬の適正使用に大きく貢献するものとなる. 今回,抗菌薬療法に関して,強化・改善が必要な教育内容と看護実践が明らかになったことにより,本調査結果は,看護基礎教育・卒後教育における教育内容を検討する基礎資料となり得る。
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