研究課題/領域番号 |
18K10271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
笠城 典子 鳥取大学, 医学部, 准教授 (60185741)
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研究分担者 |
鈴木 康江 鳥取大学, 医学部, 教授 (10346348)
難波 栄二 鳥取大学, 研究推進機構, 教授 (40237631)
岡崎 哲也 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30465299)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 遺伝性腫瘍診断 / コンパニオン診断 / 遺伝カウンセリング / 遺伝学的検査 / 家族への思い / 医療者間連携 / 遺伝性腫瘍症候群 / 看護職 / 家族支援 |
研究成果の概要 |
本研究で、わが国での遺伝性腫瘍症候群に関する患者の遺伝学的検査、家族への思いについて文献検討および患者の様子を把握した。血縁者への遺伝性腫瘍の影響を知るために遺伝学的検査を受ける患者や精神的負担、経済的理由、血縁者への影響を心配し受検に消極的な患者もいた。検査結果を血縁者へ伝えるのに時間を要する場合もあった。コンパニオン診断結果は患者の病状や立場によって陽性でも陰性でも安堵あるいは失望といった心理的影響を与えていた。遺伝情報が患者、血縁者の健康管理に役立つためには、医療者間連携による効果的なサポート体制が必要であると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝性腫瘍症候群の可能性がある患者の遺伝学的検査に関する考えや家族への思い、検査結果を家族へ伝えるあるいは伝えない要因について文献検討および遺伝カウンセリングでのクライエントの思いを把握した。同じ遺伝学的検査でも遺伝性腫瘍症候群の確定診断とコンパニオン診断では患者の受診目的が異なり、診断結果について家族への対応も異なる場合があった。この結果は遺伝情報が患者、血縁者の健康管理に活用するための医療者間連携による効果的なサポート体制構築の資料となる。
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