研究課題/領域番号 |
18K10291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大坂 和可子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 准教授 (70322344)
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研究分担者 |
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
米倉 佑貴 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50583845)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 意思決定支援 / 教育プログラム / ディシジョンエイド / がん / 医療者 |
研究成果の概要 |
本研究ではがん患者の意思決定への参加を促進するDecision aids(DA)の系統的開発とDAを活用した意思決定支援ができる医療者育成教育プログラムを開発し評価した。ニーズ把握、既存の教育プログラムの情報収集等に基づき、汎用性のあるプログラムを設計し修正を重ねた。医療者40名にプログラムをオンラインオンデマンド型で提供し、受容性や満足度等を評価した結果、プログラム全体に満足しており患者の支援に役立つと9割の対象者が回答した。受講後にDAを活用したいと回答した者は9割、DAを開発したいと回答した者は6割であり、本プログラムが、医療者のDA開発、活用意図を向上する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国でも、がん領域はもちろんのこと、様々な領域において患者の意思決定支援の質向上の重要性が増しているが、DAの系統的開発と活用に関する医療者向け教育プログラムは、まだ存在していない現状であった。本研究によって、がん領域だけでなく、様々な領域の医療者も受講できる汎用性の高いDA活用と開発に関する教育資源が開発され、評価の結果から、受講満足度が高く、DA活用意図、開発意図に影響を与える可能性が示された。対象者から改善点に関する意見も得られたので、よりよい教育プログラムへの改善が可能である。将来的に日本全国の医療者が受講できれば、我が国の意思決定支援の質向上へ貢献できる可能性がある。
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