研究課題/領域番号 |
18K10301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
土屋 雅子 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 研究員 (30756416)
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研究分担者 |
増島 麻里子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40323414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | リンパ浮腫予防 / 心理的介入 / プログラム開発 / 地域実装 / インタビュー / 専門家パネル / ロジックモデル / サバイバーシップケア / 包括的支援プログラム開発 / 社会実装 / サバイバーシップ支援 / 保健センター / プログラム / 地域病院 |
研究成果の概要 |
がん治療後のリンパ浮腫の予防には,退院後の永続的なセルフケアおよび切れ目のない支援が必要不可欠であるが,地域におけるがんサバイバーシップケアという視点からも,その体制は十分とはいえない.本研究は,国外の実践例からがん専門病院と地域ケアの専門家の連携に着目し,①地域におけるリンパ浮腫予防支援の実践可能性に対するがん領域の看護師と行政保健師の意識を比較すること,②さまざまなステークホルダーと共にリンパ浮腫予防支援プログラムの開発を行うことを目的とした.研究の結果,「心理的介入を含む包括的リンパ浮腫予防支援プログラム」が構築され,その実践的妥当性およびサバイバーシップ支援への有用性が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ浮腫は,日本人女性のがん罹患率第1位の乳がん,若年層の発症が増えている婦人科がんの手術を受けた人に発症しやすい.一度発症すると完治が難しく,生活の質(QOL)の低下,治療費や社会生活の制約による経済的な負担も大きい.従って,手術後のリンパ浮腫を予防し,社会生活を快適に送れるよう支援できるかが緊急の課題である.国外では,がん専門病院と地域ケアの専門家の連携により,リンパ浮腫の早期発見率の向上や重症化の予防および治療費の抑制が報告されている.本研究の成果である「心理的介入を含む包括的リンパ浮腫予防支援プログラム」を介して,退院後の地域における継続的なサバイバーシップ支援が実装され得る.
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