研究課題/領域番号 |
18K10304
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
牛久保 美津子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (90213412)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 認知機能障害 / 併存 / ケア / 多疾患併存 / マルチモビディティ / がん / 看護支援 / 難病 / 認知障害 / 併存疾患 / 困難 / ALS / 複合疾患 / 在宅ケア |
研究成果の概要 |
筋萎縮性側索硬化症はこれまで認知機能障害はないと言われてきたが、『認知機能障害を伴うALS』療養者の増加がある。認知症ケアの知識やケア方法を融合した新たなALSケアの開発を試みた。認知機能障害を有するALS患者のケアにおいて、以下の5つの対策ポイントが導かれた:①ALSにおける認知機能障害のアセスメント、②日常生活における患者のこだわりに対するケア提供方法、③言語機能と認知機能の両方の障害に対応したコミュニケーション方法、④意思決定における支援方法、⑤上記すべてにおける病院と地域との連携。これらを盛り込んだALSのケアガイドラインやケアマニュアルの整備が求められる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単一の疾患を中心に組織化されている医療システムにおいて多疾患併存は大きな課題となっている。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の中には、認知機能障害を抱える療養者が増加傾向にある。特に、ALSは病状進行に伴い、多くの意思決定が求められるため、認知機能の障害は支援上の重要課題である。ALSはこれまで認知機能障害は問題ないとされてきたため、看護人材の理解を促し、認知症のケアを融合した新たなALSケア方法の開発が求められる。ALSは複雑多様なケア課題を抱えるうえ、さらに認知機能障害を伴う場合には、ケアの受け手とケア提供者の負担増となる。本研究はこれからのALSケアの質向上に資する研究内容である。
|